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旧来住家住宅からのお知らせ

2016年04月29日

依藤裕明  兵庫「花」の写真展

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『見て頂く方皆に楽しんでもらえる』ことから花の写真を撮り始めた依藤さんの作品展が、旧来住家住宅にて 5月1日(日)〜 5月15日(日)の会期で開催されます。


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平成27年度、六甲 高山植物園後期写真コンクールでの入選作品『薄霧の花滝』(クサアジサイ)など、六甲高山植物園と神戸森林植物園で撮影された植物写真を中心に、丹波、清住で群生しているカタクリの写真や、多可・ラベンダーパークでの植物の写真などを展示します。   (か)

2016年04月26日

クラフト三人展

4月16日(土)〜29日(金・祝)の間、旧来住家住宅で
開かれています。10時〜17時   (月)は休館

草木染の小西康博さん、陶器の長濱晋介さん、
流木アートの日吉伸也さんの三人です。

「昭和の男」と言う言葉がピッタリな小西さんと長濱さん。
政治、歴史、世界、お酒などいろいろなお話を
聞かせて頂き、とても楽しい一時でした。
古き良き時代を生きてきた男達の展示会・・・
作品もすばらしい数々です。たくさんの人生経験を積まれた
事が、作品に表れていると思います。
皆様是非、足をお運びください。


まずは草木染の小西康博さん。姫路市網干区にお住まいで、
エリショウ工房を営んでおられます。

コメント・・・草木染は植物の葉、枝、幹、樹皮、根などに
含まれている自然の色を布などに染めます。
その楽しさは、草木の種類によって思いがけない素敵な色との
出会いであり、同じ植物でも季節や染め方を変え、あるいは
異なる染料との重ね染めによって、多彩な色を染めることが
できることです。染め上げられた色は、どの色も、自然の色であり
やわらかく、やすらぎのある色で、自然の偉大さ、美しさ、不思議さ
を教えてくれます。


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次に陶器の長濱晋介さん。加古川市にお住まいで
ギャラリー立和(りゅうわ)を営んでおられます。
中学校で社会科を教えられていましたが、退職後に
ご自宅で電気窯を構え、おわんや花器など生活に
密着した作品づくりに没頭されています。
陶芸を始めたきっかけは、「自分の作った盃で好きな
酒を飲みたかったから」だそうです。

今から3年ほど前に、四国八十八か所を巡礼中に
偶然出合った大谷焼に魅せられ、今は備前焼との
2本柱で作陶されています。
長濱さんのギャラリーでは、土の素朴な持ち味を
生かして焼き上げた作品が、約500点以上あります。
「日常生活で手軽に使ってもらえる作品を極めたい」と
言われていました。


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最後は流木アートの日吉伸也さんです。
加古川市にお住まいで、流木工房LEOを
営んでおられます。
コメント・・・流木アートとは、川や海に流れ着いた流木たち。
木の枝や竹の根、何かに使われていたであろう板きれ・・・
すべてがJUNK(ゴミ・クズ)として見捨てられ月日とともに
朽ちていく。それらを拾ってきては、水で汚れを落とし
腐った部分を剥ぎ落とす。穴があいたものはそれでいい。
磨いてやると流木たちは、生き生きとしてくる。
長い年月を経た流木たちに向き合う時、作品の
イメージが膨らみます。
できるだけ素材そのものを生かし、一つ一つ丁寧に
手作りした作品は、世界に一つだけのものです。
JUNKの再生、それが流木アートです。

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(芋焼酎)


2016年04月09日

小東風彩 キルト打掛け「嫁ぐ日」展

会期:2016年4月9日(土)〜17日(日)


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コバノミツバツツジの愛らしい花に迎えられて来住邸へ。
本日より母屋の座敷で、播州織キルト作家・小東風彩さんの新作が展示されています。


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なんと!その作品は花嫁衣装のキルト打掛け。紅白の市松模様が華やかながらも愛らしいです。


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よく見ると市松模様のひとつひとつに花の刺繍が施されています。作品に手をふれないよう注意しながら、間近でまじまじと拝見いたしました。


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さて、母屋では戦国武将・軍師として知られる黒田官兵衛の兜などをかぶって写真撮影できるコーナーもございます。


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着用するとこんな感じ。大人もOKですので、ぜひご来館の記念に一枚どうぞ。※カメラはご持参ください。着用無料です。

同じ母屋内にあるギャラリーでは、帯結びの作品展が開催中です。合わせてどうぞ↓
(は)

2016年04月06日

齋藤礼法きもの学院 帯結び展

会 期:4月2日(土)〜4月14日(木)

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齋藤礼法きもの学院の生徒さん19名と講師の齋藤真弓先生、齋藤さんの先生にあたる北口あや子さんによる作品が合計23点展示されています。
思い思いの結び方とそれに合わせた着物・帯づかいで来住邸のギャラリーは華やかに彩られました。
その中から数点ご紹介させていただこうと思います(^o^)

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題:『春芳』 作:来住さよ子さん
(作者コメント)この着物は、私の母が若かりし頃の着物です。53年前に13歳で亡くなった私の姉に着せてやりたいと思い、二人の喜ぶ顔を思い浮かべながら一生懸命結びました。

帯の位置が高いことから察するに成人式などでの若者の晴れ着であることが分かります。
帯を結ばれた方の優しい心情が伝わってきて思わず胸にこみ上げるものがありました。

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大人に混じって可愛らしい子どもの帯結びも展示されています。

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題:『紅にほう』 作:戸田弘恵さん
(作者コメント)イメージは七五三のお祝いに、着物を着せてもらった女の子。少しお姉さんになったとはにかんでいる笑顔を思い浮かべました。きっと頬が赤く染まって可愛らしい花のように見えることでしょう。

七五三の中でも女子の7歳の御祝は『帯解き』といって、それまで着ていた着物の付けヒモをとって初めて普通の帯を締める祝いとされています。
お孫さんの成長を祝う優しい気持ちが作品から溢れていますね。

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題:『花便り』 作:大橋富美代さん
(作者コメント)新しい生活が始まるこの季節、桜の開花情報を耳に「花便り」の帯結びをする充実した時間!また新しい一年を楽しみながら頑張りたいと思います。

季節の移り変わりとともに、気持ちも装いも新たにされている様子が伝わってきますね。
優しい色づかいの着物と締まった色の帯とのコントラストが何とも惹きつけられます。

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題:『花びら太鼓』 作:西井裕子さん
(作者コメント)麗らかな春の風に誘われて、ふと見上げる桜の枝先には小さくて可憐な花びらが揺れています。愛らしく、清楚な花が咲いているかのように優しく、ふんわり背に結びました。

赤と黒の着物を引き立たせる金色を基調とした帯。
ふんわりとした結び方のおかげか艶やかさの中に柔らかい印象を受け、女性の内面を映し出しているかのようでした。

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鶴の雄大な飛翔と背景に咲いている梅の花やアヤメが鮮やかな打ち掛けですね。
来住邸の和室や格子戸と相まって独特の雰囲気を醸し出していました。
ぜひ間近で眺めていただきたい美しさです。

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齋藤先生が教えておられる装道(そうどう)とは、着物の着装技術を学ぶだけでなく、着物の装いを通して愛・美・礼・和の心、礼儀作法を学び、外面だけでなく内面からも美しくなることを目指しています。
普段は齋藤先生のご自宅と加西市のイオンモール内にて教室を開講しておられるそうで、生徒の皆さんは週に一回程度のペースで受講されることが多いそうです。
教室の内容は、着物の基礎知識からはじまり、ゆかたの着装、半巾帯、名古屋帯、袋帯の結び方、外出着の着装など、着物姿でちょっとお出かけしたいなという憧れを実現する入り口に最適なレッスンとのこと。

平成28年5月1日(日)からは「母娘で楽しむ きもの&マナー」と題して伝統文化親子教室を開講されます。(受講費:無料)
親子で着物を着ながら座布団の座り方や風呂敷の包み方、おみやげの渡し方、食事マナーなど、全13回に渡って着物の着装とマナーを学べます。
対象は小学生の女子と母親で、ご興味のある方は下記までお問合せ下さい。

【お問合せ先】
装道分院 齋藤礼法きもの学院
TEL:0795-22-3415
HP:http://www.eonet.ne.jp/~kimono-mana-/index.htm

来住邸での展示期間中は、齋藤先生や生徒の皆さんによる説明を受けながら楽しく鑑賞できます。
皆さん着物を着て丁寧に応対してくださり、こちらも背筋が伸びる思いでした。
女性だけでなく男性にも「これだけの数の帯結びを間近で見る機会はなかなか無いので興味深い」と好評ですのでぜひ期間中に来住邸へお越しください。

(P)

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