2012年06月02日
酒井義己 水彩画展 「旅の絵日記展」
6月2日〜15日まで旧来住家住宅では、酒井義己 水彩画展 「旅の絵日記展」が開かれます。
酒井さん(ご住所 丹波市山南町岩屋)は全国を旅しながら、現地で絵を描く放浪の画家であり、
今まで250ヶ所余り旅をされ、心惹かれたものを描かれていらっしゃいます。
今回の作品数は55点あり、絵の大きさは3号〜50号までと幅広く、
額縁もすべて手作りだそうです。
![20120602a.jpg](http://www.umekichi-tmo.jp/kishi/info/archives/20120602a.jpg)
この絵は「夢の名残り」です。昔の豪商の家を裏から描いたもので、絵の下は運河があり
何か危険なことがあった時、お隣同士をつなぐ秘密の抜け道があったそうです。
家の二階で芸者を招き、毎夜夢のような一時が過ぎていった事でしょう。
![20120602b.jpg](http://www.umekichi-tmo.jp/kishi/info/archives/20120602b.jpg)
この絵は 「新緑の高源寺」です。丹波市青垣町にあり、
言わずと知れた丹波屈指の名刹であります。
高源寺といえば秋の紅葉がとても有名ですが、この絵を見た瞬間に今この季節、
とても訪れたくなりました。木々の生命力あふれる緑、石碑の色の渋さや、文字のぼんやり感が、
今石畳に立っているような錯覚に陥るほどリアルでした。
酒井さんは街や名所を事前に調べて、
描きやすい場所があったから描くとゆうことはされないそうです。
ふらっと行った場所、車、新幹線、歩いている時に、その場所が好きだと思ったところで、
描かれるそうです。その場所であった出来事を聞いたり、
想像力を膨らませることが何より楽しいと言われてました。
又、ほとんどが歩道に座って描いた作品であり、
現地のその場でしか描けないと笑顔で答えられました。
![20120602d.jpg](http://www.umekichi-tmo.jp/kishi/info/archives/20120602d.jpg)
5月31日 読売新聞にて 酒井義己 水彩画展 (旅の絵日記展) が掲載されました。
おめでとうございます。まさに人生は旅であり経験であると、絵を見ながら感じました。
これからますますのご活躍をTMO一同、心より願っております。
広報. 芋焼酎