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2015年02月25日
大西秀夫写真展 〜接写で迫る「早春。昆虫の小宇宙」〜
2月15日〜27日

早春の花にそっととまるハエ、蚊、クモ・・・
虫嫌いではないけれど特別、虫好きというわけではない私は
こんなに近くで虫を眺めたことがありません。
ましてや蚊やハエは眺めるよりも、
飛んできたら払う、叩くという有様で・・・いやはや失礼しました。
そんな私でも、
ハエが手をこするような仕草をするのを
なんだか人間っぽくて面白いと思ったこともあります。

大西さんは理科の先生として長年勤めてこられました。
「昆虫の生態写真展を通して、
身近な自然に生きる命をミクロな視点で紹介し、
生き物への理解を深めたい」と、
今回の写真展を開催されたそうです。


単なる昆虫写真ではなく、
昆虫の生態が分かる内容になっているのが特徴です。
「春を告げて咲く代表的な花にロウバイとマンサクがあります。
その花を訪れる昆虫たちを接写レンズで追いながら、
昆虫と花とのつながりをクロースアップします。
思いも寄らない早春のドラマが展開しています」
と、大西さん。
花粉の運び屋さんとしても活躍する虫たちの姿。
写真に添えられた大西さんのコメントには
虫への愛情があふれています。
読むとホンワカ、こころが和みます。

昆虫の世界のきびしい一面も。。。

大西さんの世界観や、昆虫の世界に興味を持たれた方は
大西さんのブログもおすすめです。
ブログ名:
自然となかよしおじさんの“ごった煮記”
風を聴き 水に触れ 土を匂う
大西さんを通して見る虫たちの姿は、実に愛らしく、ほほえましく、
ひとときの「癒やし」すら感じます。

小さな世界を写し出す昆虫写真の撮影には
どんな工夫があるのでしょうか。
今度、大西さんにお会いできたら、
そのあたりの体験談もお伺いしてみたいと思いました。
(は)
第6回 西脇高校 つばき坂書道展
1月20日〜2月1日
毎年恒例となりました
西脇高校 書道選択生徒による「つばき坂書道展」。
今年は「にしわきっ子じんけん教室参加児童 生徒作品展」との併催で
実施されました。

講師の書道家・森川桂石さんは
西脇TMO企画の「官兵衛Tシャツ」の題字でもおなじみの人物。
書の美しさ、楽しさとは何かを
型にはまらない発想で生徒さんたちに教えておられます。

作品は、
達筆だなぁ!と感心するものから、
面白い!と見ていて楽しくなるものまで実に表情豊かです。

文字の一部を長く伸ばすだけで、
この方の寿命は長そうだなぁ〜。
この羊さんは見上げるほど背が高そうだ。
良いきざし(祥)がはっきり高々と見えるようだ。。。
意味が付加されて見えるのが面白い。

独自な六朝体の書風で知られる
明治時代〜昭和初期の俳人、河東碧梧桐を
紹介するコーナーも。

なになに、今年の全国つばきサミットは秋田県男鹿市で開催される・・・

「つばき坂書道展」のネーミングは
来住邸の近くに「つばき坂」という名前の坂道があり、
かつて西脇高校が童子山の上にあった頃には
たくさんの学生さんたちがその坂を登って学校へ通った風景を
思い起こさせますが
森川先生が椿好きでいらっしゃることにも由来するとお察しします。
文人墨客からも愛される、椿の世界は奥が深いのでしょうね。。
書の世界もしかり。
その奥深さの一端を感じさせる、すてきな書道展でした。
(文=は/写真=岸)
2015年02月12日
うれしの学園生涯大学 絵画クラブ作品展
【展示期間】 2月4日(水)〜13日(金)
毎年2月上旬に展示されるうれしの学園生涯大学の絵画クラブの皆さんの油彩、人物画や風景画を含めた28点が今年も旧来住邸・母屋のギャラリーに並びました。

生涯大学の生徒さんは、どちらかというと、人生の先輩にあたる、お仕事などを引退された方が学びを継続されているのだと思いますが、ギャラリーに一歩足を踏み入れると作品から発せられるエネルギーに圧倒されます。


油絵具の重厚な色の積み重ねに、瑞々しい感性ではっとさせられる世界を落とし込まれていて、年を重ねられてなお精力的に活動される、若々しい姿を思い浮かべました。


雲海に浮かぶ富士や、茜がかった光を浴びた島など、どこか神話を思わせる風景画も。




昨年からの世間の出来事を踏まえてか、今年は自然を神秘的な角度から眺めたような作品や、国際的な雰囲気を孕んだ絵画が多いように感じられました。
(かぶたっく)
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